M&A LINE コラム

M&A LINE COLUMN

M&A LINEコラム【第3回】
三菱UFJリースと日立キャピタルが合併!リース業界の再編進むか?

令和2年9月24日、リース業界売上高4位の三菱UFJリースと6位の日立キャピタルが合併契約を締結したことを発表しました。
今回の合併により、三菱UFJリースは売上高で業界3位、総資産では業界2位となる見通しです。
日立キャピタルの株式33.39%を保有する日立製作所は全株式を三菱グループに売却するため、今回の合併は三菱UFJリースが日立キャピタルを吸収合併するという形になりました。
合併後、日立キャピタルは消滅し、三菱UFJリースに社名が統一されます。
主要株主である日立製作所、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱商事は同意していることから、ほぼ100%に近い形で合併は実現すると思われます。
2021年2月下旬の臨時株主総会の決議で承認された後、2021年4月1日に合併が実行される予定です。

合併の背景にはリース業界の不振があります。
不振の理由は、長引く金融緩和政策による低金利政策及び新型コロナウィルスの影響によって新規投資の需要が減少しているためです。
特に三菱UFJリースは力を入れていた航空機リースの需要が大幅に減少しており、厳しい収益環境にあります。
そのため、日立キャピタルとの合併によって、シナジー効果を生み出し、収益力を高めたいという思惑があったと考えられます。
今後もリース業界の収益力低下は長引くものと考えられ、再編が進む可能性は高いでしょう。
みずほ系である業界4位の東京センチュリーリース、7位の芙蓉総合リース、8位のみずほリースが統合していく可能性は十分にあり、みずほリースと業務提携を結んでいる業界10位のリコーリースも合併の対象となりえるでしょう。
また、業界2位の三井住友フィナンシャル&リースも今後地位を守るため、再編に動き出すことも十分考えられます。
いずれにしても今後リース業界の勢力図は大きく変わっていく可能性が高そうです。

お問い合わせ