M&A LINE コラム

M&A LINE COLUMN

M&A LINEコラム【第5回】
島忠の買収合戦はどこに軍配が?

株式会社島忠をめぐり、買収合戦が起きようとしています。ホームセンター大手であるDCMホールディングスと、家具大手のニトリの間で、島忠の買収合戦が予想されているのです。既にDCMホールディングスは、島忠の完全子会社化に向けてTOBを実施すると発表しています。

カインズにホームセンター業界1位の座を奪われてしまったDCMは、島忠を買収して再び首位の座に返り咲こうという狙いもあるでしょう。業界7位の島忠を完全子会社化すれば、DCMがカインズを再び凌駕する可能性は高いです。

しかし、そう簡単には行かないことが考えられます。それは、家具大手のニトリも島忠の買収に躍り出る可能性もあるためです。ニトリの動向によって、島忠がこれからどのようになるかが変わってきます。株式公開買い付けは、『友好的TOB』と『敵対的TOB』の2種類があります。DCMはすでに島忠と友好的TOBの関係を築けていますが、ニトリはそうではありません。

もし、ニトリが島忠を買収した場合、敵対的TOBとなることが予想されるのです。そうなると、島忠の看板が外れ、ニトリ色が強くなることが懸念されるでしょう。M&Aにより事業形態が大きく変わることもありますし、そうでない場合もあります。

DCMが島忠を買収した場合は、おそらくそこまで大きく変わらないと思いますが、ニトリが島忠を買収した場合は、大きく変わっていく可能性があるはずです。注目度が高い島忠の買収合戦の行方から、目を離すことができません。

そんな中、旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスが島忠の株式を買い増しています。シティインデックスは島忠に対して、「DCM以外に広く買い手を募り、株主価値の最大化を目指した形跡が見られない」と意見表明をしています。シティインデックスは、買収合戦をさせ株価を上げて利益を得ようとしている見方もあり、そこも大きな注目ポイントになります。

お問い合わせ