M&A LINE コラム

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M&A LINEコラム【第8回】
セガサミーホールディングスがセガエンタテイメントを売却!選択と集中を進める

セガサミーホールディングスは、2020年11月5日に完全子会社であるセガエンタテイメントの株式85.1%を遊戯機器関連のGENDAに譲渡することを発表しました。
セガエンタテイメントはアミューズメント施設の企画・運営を中心に事業展開しており、2020年度3月期通期決算の売上高は406億円、当期純利益は9億円の赤字となっていました。
2004年の設立以降、セガサミーホールディングスの事業の柱の一つを担っていましたが、近年の利益水準は伸び悩んでいた上、コロナ禍で大きく業績が落ち込んだようです。
譲渡価格は非公表です。
しかしながら、セガサミーホールディングスは2021年度3月期通期決算で、今回のM&Aによる構造改革費用として、約200万円の特別損失を計上することを発表しました。
大幅にディスカウントして売却したものと推測されます。

今回の子会社売却にはセガサミーホールディングスが選択と集中を進め、収益力の高いビジネスに注力するという狙いがあります。
セガサミーホールディングスはコロナ禍の影響を大きく受けました。
2021年度3月期第2四半期の売上高は1,102億円(前年度比33.4%減)、経常利益は35億円(前年度は126億円の黒字)となっており、いずれも大きく前年を下回りました。
特に影響したのがパチンコ事業とリゾート事業です。
いずれも緊急事態宣言による、営業自粛の影響を強く受け、合算の赤字が約170億円となりました。
非常に厳しい状況になっていることが分かります。
このような状況の中、セガサミーホールディングスは事業を縮小させ、収益力の高いビジネスモデルに注力していくと考えられます。
特にゲームや映像、おもちゃを主力とするエンタテイメントコンテンツ事業は今後主力事業となっていく可能性は高いでしょう。
エンタテイメントコンテンツ事業の2021年度3月期第2四半期の売上高こそ970億円(前年度比16.2%減)となったものの、経常利益は168億円(前年度比31.7%増)と主力事業の中で唯一黒字を維持しました。
今後は不調のパチンコ事業とリゾート事業を縮小させ、エンタテイメント事業に経営資源を集中させるという方針になるでしょう。

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