
- 企業名
- 株式会社ロケアホーム
- 事業内容
- 有料老人ホームの運営企業
2012年以降、同社では材料費と人件費の比率が70%台に達し、一般的に適正とされる60%を大きく上回る水準となっていた。このため、利益率は低迷し、収益性に課題を抱えていた。
加えて、同年以降に急速に進行した円安の影響により、売上が伸びても利益を確保するのが難しい構造となっていた。さらに、海外出店を中心とした積極的な事業拡大が裏目に出たことや、競争激化も重なり、資金繰りは悪化。債務超過に陥るなど、経営は厳しさを増していった。
経営破綻直前となった2016年1月期には、売上高が過去最高の20億円に達したが、営業赤字は1億円を超えた。売上拡大と収益確保のバランスが崩れたことが、経営破綻の一因とみられる。
破産開始決定後、KSGが事業再生のスポンサーとなり、スポンサードパートナーとして、飲食事業に精通し数々の飲食事業を再生してきた実績をもつガーデンを迎え入れた。
自己資金による再生スポンサーとして
事業の再成長を実現します。
中堅・中小企業が抱える経営課題の解決に向け、自己資金を活用した再生スポンサーとして、資金面の支援はもとより事業運営に伴走する包括的なサポートを提供します。
経営者や主要ステークホルダーと緊密に連携し、現実的かつ効果的な事業計画を共同で策定するとともに、資金調達だけでなく組織改革、業務プロセス改善、販路開拓や人材育成など、事業成長に必要なあらゆる施策を中長期的に実行します。